約 2,249,612 件
https://w.atwiki.jp/aomaru/pages/30.html
第三章サブクエスト 一日目グルメガイドの取材協力 偽ブランド商の追跡 不審人物の調査 旧鉱山の手配魔獣 副局長の依頼(隠し) 二日目誤配荷物の再配達 テーマパークのアルバイト 不審商人の調査 西クロスベル街道の手配魔獣 テロ事件に関する取材協力(隠し) 三日目暴走車の追跡 ジオフロントD区画の手配魔獣 秘密の演技指導(隠し) 一日目 グルメガイドの取材協力 期間:長 発生時期:3章1日目開始時 捜査手当:2000ミラ 取得 DP5(+2) 港湾区のクロスベル通信社に入り、受付嬢トリアに話しかける。 各地のグルメスポットを最低6ヵ所以上訪問し、受付に報告する。 全員の一押しグルメを見つけられたらDP+2。 (※第3章3日目は雨天により屋台を訪問できないので注意) 【港湾区:屋台 麺処《オーゼル》】・・・天上麺《日輪》(ランディ一押し)⇒『ピリ苦坦々麺』のレシピを入手 【行政区:屋台 《クロマのドリンクスタンド》】・・・ベルベリージュース 【歓楽街:屋台 《ソフィーユのアイスクリーム屋》】・・・氷菓《七彩》(ティオ一押し「これぞまさに、ジェラート革命……!」) 【中央広場:カフェレストラン《ヴァンセット》】・・・ハーブパスタ 【西通り:ベーカリーカフェ《モルジュ》】・・・しっとりカツサンド 【東通り:宿酒場《龍老飯店》】・・・天下一炒飯(ノエル一押し) 【鉱山町マインツ:宿酒場《赤レンガ亭》】・・・スタミナステーキ 【アルモリカ村:宿酒場《トネリコ亭》】・・・匠風オムライス(ロイド一押し) 【タングラム門:食堂】・・・芳醇潮鍋(ワジ一押し) 【ベルガード門:食堂】・・・満腹寄せ鍋 【聖ウルスラ医科大学:ビュッフェ《レクチェ》】・・・三日間煮込みシチュー(エリィ一押し)(※第3章3日目に訪問しないと食べられないので注意) 偽ブランド商の追跡 期間:短 発生時期:3章1日目開始時 捜査手当:1500ミラ 取得:DP4(+1) クロスベル駅へ入り、レイモンド捜査官(中央の金髪の男性)に話しかける。 イベント後、選んだキャラと2名で戦闘。 選択したパートナーの絆ポイントを獲得 1戦目 共和国系テロリストx2 ゲストNPCとしてレイモンドが参戦。拳銃による攻撃のみで大して頼りにならない。 テロリストは銃による範囲攻撃が中心。そこそこタフだが状態異常耐性は無い。 撃破後、奥に進むと戦闘。 2戦目:共和国系テロリストx3、偽ブランド商 テロリストだけ倒して戦闘を終わらせるとDP+1。 偽ブランド商は直接攻撃してこないが、全体に補助(SPDアップ・状態異常回復)/妨害(DEFダウン)をしてくる。 レイモンドは手近な敵を攻撃するので、偽ブランド商を攻撃することもある。一撃で倒されることはまず無いが、DPボーナス獲得のためにもテロリストのみ手早く始末したい。 クロスベル駅に戻り、イベント後クリア。 - ◆戦闘手帳 東クロスベル街道 ◆戦闘手帳 東クロスベル街道 名前 備考 共和国系テロリスト 要アナライズ 偽ブランド商 要アナライズ 不審人物の調査 期間:短 発生時期:3章1日目開始時 捜査手当:2000ミラ 取得DP:4 アルモリカ村の村長の家で村長と話す。 村で以下の人から聞き込みをする。 宿酒場《トネリコ亭》の主人ゴーファン 《レオール雑貨店》のレオール老人 《レオール雑貨店》北にある民家のアンジェ夫人 建物から出るとイベント。 車の側に居るエルキンに近づくとイベント。 クロスベル市へ戻り、歓楽街《ホテル・ミレニアム》3Fのドアを調べるとイベント。 再びドアを調べると部屋の中に入りイベント。 イベント後クエストクリア。 旧鉱山の手配魔獣 期間:長 発生時期:3章1日目開始時 捜査手当:3000ミラ 取得DP:4 『旧鉱山の鍵』を持っていない場合は、まず旧鉱山へ行く前に鉱山町マインツへ行き、村長から鍵を受け取る。 鉱山に入ったら、下に降りて梯子を下り、回復装置先の以前ボスと戦った場所まで進むと該当の手配魔獣がいる。 戦闘:メガロバット×6 弱点属性は水≫火空>地。全状態異常と遅延が無効。 攻撃手段はまるかじり(混乱付与[3])とファットプレス(全体攻撃・SPDダウン[3])。いずれも物理攻撃なので、アクアミラージュで回避率を上げたい。 魔獣撃破後、『戦術書・爆』を入手。ティオとノエルのコンビクラフト『ブラストハンマー』を修得。 第3章3日目まで持ち越せる。その頃に足を運ぶと同域にあるLV85の宝箱の魔獣が倒し易くなっているので、ついでに挑んでみよう。 - ◆戦闘手帳 旧鉱山 ◆戦闘手帳 旧鉱山 名前 備考 メガロバット 要アナライズ 副局長の依頼(隠し) 期間:短 発生時期:3章1日目開始時 報酬:1500 取得DP:5(+2) クロスベル警察本部で自販機前にいる副局長に話しかける。 クエストを受けた後、中央広場のカフェレストラン《ヴァンセット》に入るとイベント。 警察本部の副局長室で情報整理。正解を選ぶとDPボーナス。 ※インターミッションでマーガレット夫人に所々で会うことが出来るので、話しかけていると答えのヒントは出ている。 クライドの正体は? セールスマン クライドはどこのセールスマン? 不動産業者 クラブへ移動してイベント。 警察本部に戻って副局長との会話で任務完了。 二日目 誤配荷物の再配達 期間:短 発生時期:3章2日目開始時 捜査手当:2000ミラ 取得DP:4 ※この支援依頼を終わらせると次の日までアンティーク屋《イメルダ》を利用できなくなる。家具『オルゴール』など買い物は済ませておくように。 クロスベル空港に入り、中央にいるカプア特急便の配送員アロンと会話。 鉱山町マインツの宿酒場《赤レンガ亭》の主人ノーマと会話。 聖ウルスラ医科大学の受付嬢セラと会話し、2階ナースステーション裏の部屋でマーサ師長と看護師シロンに話しかける。 クロスベル市の住宅街にあるキャンベル議員邸の隣の家の門を調べ、家の中に入るとイベント。 自動的にクロスベル空港へ戻り、クエストクリア。 このクエストのクリア直後のみ、先ほどの家に入ってすぐの本棚で『ディープカラー』を入手可能。 テーマパークのアルバイト 期間:短 発生時期:3章2日目開始時 捜査手当:2000ミラ、みーしぇぐるみ(ティオの部屋の家具) 取得DP:3(+4) 港湾区の水上バスからテーマパークへ。(施設の利用などはできない) 『みっしぃ』の着ぐるみを着てアルバイトをする。 こういうときならどう答えるかな? みししっ、楽しんでいってネ~♪ なにか対処しないと・・・・・・ くすぐる こういうときはどうするべきかな? 2人の間に立つ ここで、最後のキメゼリフ! エンジョイみっしぃ☆ 選択肢で正解する毎にDP+1。 間違えると、ティオの蹴りが炸裂する。 3番目の選択肢で「彼女の横に立つ」を選ぶと、撮影係が「もやっ」とする。 最後の選択肢で間違えると…… 終了後、港湾区に自動で戻ってきてクエストクリア。 ティオの部屋の家具『みーしぇぐるみ』を入手。(選択肢を全て間違えても貰える) 不審商人の調査 期間:短 発生時期:3章2日目開始時 捜査手当:3000ミラ 取得DP:4(+4) 住宅街《ヘイワース宅》でハロルドとトルタ村長に話しかける。 西通り《グリムウッド法律事務所》に入るとイベント。 住宅街《マクダエル議長邸》2F西側にあるエリィの部屋で本棚を調べる。 IBCの受付嬢ランフィと会話。 住宅街《ヘイワース宅》でハロルドとトルタ村長とイアン弁護士に話しかける。 アルモリカ村でイベント。 ミンネスの計画について矛盾する点とは 計画が進行している 昨日のミンネスの話しと資料の事実が矛盾する点とは? 甘い物が苦手 ミンネスがアルモリカ村で詐欺を働こうとした真の目的とは? 土地の横取り 写真のリドナーと同じ顔をしている理由は? 同一人物 選択肢で正解する毎にDP+1を獲得 帝国の男爵領を詐欺で奪ったという話はカプア一家のことだろうか。 西クロスベル街道の手配魔獣 期間:中 発生時期:3章2日目開始時 捜査手当:3000ミラ 取得DP:4 停留所からクロスベル側に1マップ先(シャイニングポム出現地点付近)のMAPに討伐対象の魔獣がいる。 戦闘:ネペンテスG×6 攻撃 詳細 カッフーネ 攻撃:暗闇 深遠よりの激震 攻撃:全体、SPD↓50%[3]、反撃 火>風属性が弱点、地属性に耐性。ステータス低下、遅延、凍結、石化、火傷、封魔、封技、麻痺が有効。 暗闇攻撃と反撃の地震攻撃に注意。地震を食らうとかなり痛いので、アーツなどで全員の火力を強化してから一気にコンビクラフトやSクラフトを立て続けに連発してまとめて倒してしまうと楽。 撃破後、『戦術書・裏』を入手。ランディとワジのコンビクラフト『ラストリベリオン』を修得。 第3章3日目まで持ち越せる。その頃に足を運ぶと同域にあるLV86の宝箱の魔獣が倒し易くなっているので、ついでに挑んでみよう。 - ◆戦闘手帳 西クロスベル街道 ◆戦闘手帳 西クロスベル街道 名前 備考 ネペンテスG 要アナライズ テロ事件に関する取材協力(隠し) 期間:短 発生時期:3章2日目開始時 捜査手当:2000ミラ 取得DP:4(+2) ローゼンベルク工房へ行く前に鉱山町マインツの宿酒場《赤レンガ亭》客室にいるニールセンと会話すると開始。 ※第1章の隠し支援要請【教団事件に関する取材協力】を完了している必要がある。 通商会議を狙ったテロリスト集団とは? その両方 テロ事件における、オズボーン宰相とロックスミス大統領の狙いとは? 国内の反対派への牽制 テロ事件の対処を通して、帝国と共和国は同盟関係を結んだのか? あり得ない 三日目 暴走車の追跡 期間:短 発生時期:3章3日目開始時 捜査手当:2000ミラ 取得DP:4(+3) ベルガード門の駐車場でミレイユ三尉と会話で開始。 暴走車を追いかけることになる 。 緊急ナビ(1回目) 急ブレーキをかける 緊急ナビ(2回目) ノエルの判断に任せる 緊急ナビ(3回目) 前に回り込んで止める ジオフロントD区画の手配魔獣 期間:短 発生時期:3章3日目開始時 捜査手当:3000ミラ 取得DP:4 旧市街の南の《ギヨーム工房》の右辺りまで進むとイベント。そこからジオフロントD区画へ入れる。 回復装置の先でイベント。 入って正面の赤いパネルを操作。 左から上へ上がって赤いパネルを操作。 奥へ進み、裏から入り口の上まで来たら赤いパネルがあるので操作。 3つのパネルのスイッチを操作すると、正面の扉が開く。 扉から先へ進み、リフトで移動する。 先へ進んだところに該当の魔獣がいる。(第2章でボス戦を行なったところにいる。) 戦闘:ゴルドクリケット×6 攻撃 詳細 不協和音(A) 攻撃:自分中心・中円、STR-50%[3] 不協和音(B) 妨害:自分中心・中円、CP-30、MOV-3[3] 属性有効率:地 115 水 100 火 155 風 125 石化・封技・混乱・気絶・即死、遅延無効。 睡眠が有効なのでノエルのSグレネードⅡで大量に無力化できる。起きてるものから各個撃破すれば特に苦もなく倒せる。 不協和音はいずれも物理攻撃扱い。 撃破後、『戦術書・昇』を入手。ティオとワジのコンビクラフト『Σアセンション』を修得。 - ◇宝箱 ジオフロントD区画 ◇宝箱 ジオフロントD区画 アイテム 入手場所 備考 命中3 トライアタッカーRII&CII&SII&ティーゲルV×5 全セピス×80 EPチャージII 3つ目の操作パネルの右側 アセラスの薬 ゲート開放後のMAP ここまで宝箱全て取って45.4% - ◆戦闘手帳 ジオフロントD区画 ◆戦闘手帳 ジオフロントD区画 名前 備考 ゴルドクリケット 要アナライズ 秘密の演技指導(隠し) 期間:短 発生時期:3章3日目開始時 捜査手当:3000ミラ 取得DP:4(+2) 歓楽街《アルカンシェル》へ入り、劇場へ入るとイベント。(支援要請開始の確認あり) シュリのジャンプの着地に合わせて○ボタンを押す。 ノーミスでDP+2を獲得できる ノーミスを狙う場合は、劇場に入る前にセーブを推奨。 長時間滞空しているときと最後でミスをしやすい。 成功が失敗を上回っているとDP+1? 演技指導の成功失敗に関わらず、クエスト達成時にイリアとシュリの絆ポイントを獲得。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/728.html
結局爆発がルイズの魔法の失敗による物とわかり、マリコルヌが呼んで来た先生達は ルイズに罰として教室の片づけを命じた。 当然の如くルイズは、平民であり使い魔の育郎におしつけようとしたのだが、 「怪我は無いみたいだけど、念のため休んでいた方が良い」 と先に言われてしまい、やることもなく育郎を眺めているのであった。 変な奴… なんで文句一つ言わないのよ? 魔法を失敗して教室をこんな風にしたのは自分なのに… 押し付ける気だったのに、ついそんなことを考えてしまう。 「ねえ、あんた…何か言う事は無い?」 「?」 声をかけられた育郎が、手を止めてルイズの方を向く。 「ほら、あれよ…その…私の魔法…」 「ああ、誰だって失敗ぐらいあるさ」 一瞬わかってて言っているのかと、頭に血が上りかけるが、この従順な使い魔が そんな事を考えるわけは無いと思い直す。 「…私がなんで『ゼロのルイズ』なんて呼ばれてると思う? 魔法の成功率ゼロだからよ…みんな私を馬鹿にしてる…」 二つ名を自分で口に出すと、いつもより惨めな気分になってきた。 「魔法…つかえたじゃないか?僕を呼び出せた」 「……あんたなんか唯の平民じゃない…失敗よ、失敗! 成功したと思ったのに、なんで…なんであんたなんか…」 勝手に呼び出しておいて、あんまりといえばあんまりだが、うつむいて悔しさに 震えるルイズを見ると、育郎は彼女が不憫に思えてならなかった。 「確か…使い魔の一番の役目は主を守る事だったね」 「…それがどうかしたの?」 「見てて」 爆発で砕けた石のかけらを手にもち、 「………ウソ!?」 育郎が手に力こめた次の瞬間、石が粉々になっていた。 「どうかな?」 口をぽかんと開けて育郎の手を見つめていたルイズが、慌てて平静を装う。 「ま、ま、まあまあじゃない…す、少しは評価してあげてもいいわね」 「ありがとう」 「ちょ、調子にのらないでよね、ただ馬鹿力なだけじゃない!使い魔ってのは」 「ルイズ」 「こ、今度は何?」 「そろそろお昼ご飯じゃないか?」 育郎が時計を指差すと確かにもう昼食の時間だった。 「後はやっておくから、先に行っておいで」 『ゼロのルイズ』か… 一人掃除をしながら育郎は考えた。 魔法がつかえない魔法使い。 ルイズは『貴族』である自分を『誇り』に思っている。 しかし貴族の証明たる魔法が扱えないのだ。 『誇り』を持つが故に、魔法が使えないと言う事実が彼女を傷つける 自分が彼女になにかしてやれる事はないのだろうか? 「ん?」 ふと視線を感じたので思考を中断し、そちらの方を向く。 「あれは…キュルケさんの使い魔だったか…どうかしたのかい?」 近づこうとすると、どこかに走り去ってしまった。 「なにやってんのよ。掃除は終ったの?」 振り返るとルイズが教室に入ってきて、こちらを見ている。 「ああ、ルイズか。今そこにキュルケさんの使い魔がね」 「キュルケの~?」 露骨に嫌そうな顔をするルイズ。 「掃除ならもうすぐ終るけど」 「まったく、グズなんだから…ホラ」 そう言って何かが入った包みを育郎に渡す。 「これは?」 「アンタの昼食よ、もう昼からの授業も始まるから食堂に行く時間もないでしょ? ご主人様がわざわざ持ってきてあげたんだからありがたく思いなさいよ」 包みの中を見るとサンドイッチが入っている。 「…ありがとう、ルイズ」 「使い魔の面倒を見るのはメイジの役目なの!か、勘違いしないでよね!」 その夜、トイレから部屋に戻ろうとすると、部屋の前にサラマンダーが居た。 こちらに気付くと、きゅるきゅると鳴きながら近づき、育郎のズボンをくわえる 「な、なんだい?」 等といっても答えるわけもなく、そのままグイグイとズボンを引っ張る。 「ふふ、準備完了ね…」 部屋の明かりを消して、キュルケは一人ほくそえんだ。 あのルイズの使い魔… す ご く い い ! 今日の出来事から、自分の使い魔を使って育郎を観察していたキュルケは さっそく育郎を自分の新しい恋人にすることを決め、使い魔のサラマンダー、 フレイムに育郎を連れてくるよう命じたのであった。 顔も良いし、優しいし、なによりもあのルイズの使い魔ってのが最高ね! 家同士の因縁で、ルイズとの仲は最悪といって良い。 そのルイズから使い魔を奪い取ると考えただけで笑いがこみ上げてくる。 ほえ面をかくルイズを想像していると、部屋のドアが開き、誰かが入ってくる。 きたわね… 当初の予定道り、少しずつ蝋燭をともしてゆき、ムードをだす。 闇の中、淡い光にともされて、足がグンバツ、胸が何想像してんのさ!な美女が 下着姿で現れるのである。大抵の男はこれだけでやられてしまう。 「ようこそ、こちらにいらっしゃ…ってあれ?」 「なにやってのんのよ、キュルケ!」 しかして暗闇から現れたのは、育郎ではなくルイズだった。 「ちょっと、なんであんたがいるのよ?あんたの使い魔はどうしたの」 「あいつが何時までたっても帰ってこないから、もしやと思えば… やっぱりあんた、私の使い魔をたぶらかそうとしてたのね!」 「あら、恋愛は自由よ…悔しいならあなた自身の魅力で繋ぎ止めればいいのよ ま、その胸じゃ無理だろうけど」 「なんですってぇぇぇぇぇ!」 一触即発の空気が流れる中、育郎は 「すいません、こんな時間に。えっと…」 「あ、シエスタって言います。 お気遣いなさらなくても結構ですよ、使い魔に食事を出す事も私達のお仕事ですし」 きゅるきゅる 出された肉を美味しそうに食べるサラマンダーを見て、育郎は微笑んだ。 「やっぱりお腹がすいてたんだな…」 そんな育郎の横顔を見ていると、シエスタは (この人、よく見ると結構格好いいかも) なんて事を思ってしまい、少し頬が赤くなってきた。 「何か、僕の顔についてますか?」 「い、いえ!あの…イクローさんもどうですか?余り物ですけど ミス・ヴァリエールから申し付けられた量では足りないでしょうし」 「…いいんですか?」 「ええ、平民同士は助け合わないと!」 「それではお言葉に甘えさせてもらいます。本当にすいません」 フラフラ ア、アシガモツレテ 大丈夫ですか!? ゴロニャン なんだかんだでいい思いをしていた。 ルイズ・キュルケと壮絶なダブルKO キュルケ・同上 ぺリッソン・キュルケとルイズの争いに巻き込まれてリタイヤ スティックス・同上 マニカン・同上 エイジャックス・同上 ギムリ・同上 マリコルヌ・使い魔と散歩をしていたら、上の5人が次々に降ってきてリタイヤ
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/423.html
ゼロ (その名はゼロ) (復活の象徴) CHARACTER CH-021 赤 発生 赤 1-3-0 R クイック (自動B) このカードがプレイされて場に出た場合、敵軍キャラ1枚のプレイを無効にし、廃棄できる。 コードギアス系 男性 子供 ギアス 別名「ルルーシュ・ランペルージ」 [1][1][1] 出典 「コードギアス反逆のルルーシュ」 2006 プロモーションカード CHARACTER CH-P005 赤 発生 赤 3-4-1 P (自動B) このカードがプレイされて、「特徴 黒の騎士団」を持つユニットにセットされた場合、カード2枚を引く。 (常時) 《[2・4]R②》プレイされたカードにある、敵軍ユニット1枚のテキストを、ターン終了時まで無効にする。(注 場でも継続する) コードギアス系 男性 子供 ギアス 別名「ルルーシュ・ランペルージ」 [1][1][1] 出典 「コードギアス反逆のルルーシュR2」 2008 このカードを連動に持つカード 紅月カレン このカードと専用機のセットが成立するユニット 無頼(ゼロ機) ガウェイン 蜃気楼 蜃気楼(拡散構造相転移砲)
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/189.html
ここは魔法学院にある教室の内の一つ。 ルイズ達は、ここで『土』系統の魔法の講義を受けることになっている。 後ろの壁に様々な使い魔が並んでいる。サラマンダー、ネズミ、モグラ、ヘビ、ドラゴン… 召喚が終わってから初めての授業、本来なら使い魔の見せ合いでかなり騒がしくなるはず。 だが、教室はとても静かだった、ある種の異様な雰囲気に包まれている。 その原因は何故かルイズの傍らに居る使い魔。 「・・・・・・・・・・・・・・・」 ただ立っているだけなのに、周囲に奇妙な威圧感を撒き散らしている 教室の空気がやたらと重い。ルイズの周りの空気は更に重く、隣に居る生徒達は物凄く不幸だった。胃に穴が開くかもしれない 授業が早く終ることを殆どの生徒達が祈っていた それはルイズも例外では無い、が。 (お腹減った・・・・・・) 早く終わってくれ、と祈る理由は彼女だけ全く別。 寝坊した結果、朝食に間に合わなかった。故にルイズはお腹が空いていた 頭には昼食の事しか無く、ペットショップの威圧感など全く感じていない。ある意味大物である 生徒達が威圧感に苦しみ、ルイズが空きっ腹に苦しんでいる時 「ミス・ヴァリエール、あなたの使い魔ですが・・・・・・何と言うか・・・・・・外に出してもらえないでしょうか?」 空気を掻き乱す雑音が全く無い空間は、教師にとってある意味理想的である が、担当教師のミス・シュヴルーズは空気の重さに耐えられる程の神経を所有していなかった とうとう耐えかねて発言した途端、教室に妙な安心感が漂う。しかし。 ギロッ! ペットショップからガンを飛ばされた! シュヴルーズの細い神経は千切れる寸前になりかける 口から悲鳴が漏れかけるが、貴族としてのプライドを限界まで使用し何とか抑える。強い女性である。 言い知れぬ敗北感を感じながら、先程の言葉をスルーしてそのまま授業を続けようとする。 だが、彼女の不幸は更に続いた。 「え・・・は、はいミス・シュヴルーズ!な、何でしょうか!?」 テンパったルイズの声 昼食の事で頭がいっぱいいっぱいだった彼女は、シュヴルーズの声を全く聞いていなかったのである! そんなルイズの顔を苦虫を噛み潰したような目で見るシュヴルーズ。 彼女は『教室から使い魔と一緒に出て行ってください』と伝えたかった・・・・・・本当に伝えたかった! 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 強烈な威圧感に続いて殺気まで放ってくるペットショップがそれを許さない 「え。えーっとミス・ヴァリエール、この石の『錬金』をやってもらいましょうか」 代わりに取り敢えず錬金をやらせようとしたが 彼女がそう口にした途端、教室の生徒の顔が恐怖に染まった。 生徒達はペットショップの威圧感を忘れてシュヴルーズに抗議する! 「先生、ルイズにやらせるのは止めてください!」 「爆発するんですよ、先生!」 「『ゼロのルイズ』に魔法を使わせるなんて『許可』しないで!」 だが、被害に遭ってない彼女は何で生徒達がそんなに怯えるか『理解不能ッ!』 それよりもペットショップが怖い彼女は、とっととルイズに錬金をやらせて授業を終わりにさせたかった。 「皆さん静かに!ミス・ヴァリエール、この石の『錬金』をやってごらんなさい!」 教壇へ向かっていくルイズとペットショップ。 それを見る生徒達は、何故に使い魔がルイズに着いて行くのか?と疑問に思った しかし今重要な事は疑問を解くより先に、一刻も早く自分の身を守る事!急いで机の下に避難したり、教室から脱出する! それを尻目に見ながらルイズは杖を掲げて、石の錬金を始めようとする。 彼女は失敗して爆発する事など毛の先ほども考えていなかった。 腹が減って思考力が減退していたのもあったが、サモン・サーヴァントを成功させたのが自信になっていたからである ペットショップの召喚により間違った自信が付いてしまったルイズ 万全を期して、石に自分の限界を超える勢いで魔力を込めて詠唱を始める そして――――――――巨大な爆発が起こった。 凄い爆発が起こった、石が、先生が、その他諸々が吹っ飛んじゃった 「・・・・・・・・・ちょっと失敗しちゃったようね」 あはは、と笑って済ませようとしたが、顔の引き攣りを止める事が出来ない。サモン・サーヴァント成功の自信が崩れそうだわ。 と、そこで私は気付いた 「あれ?」 至近距離で爆発が起きたのに、私無事だ。埃一つ付いてない 机の下に避難していたクラスメイトも黒い煙を吐いていたりして無傷じゃないのに。これってどういうこと? 疑問に思った私は周囲を注意深く見てみる、粉々になった石の欠片、気絶した先生、粉々になった――― 「これって氷?」 床に氷が散乱している、誰かが『水』の魔法でも使ったのかしら? ――――思い出した。今朝、滅茶苦茶に粉砕された廊下にも氷が落ちてたわね それにキュルケが、―廊下の窓や床もアンタの使い魔が滅茶苦茶に―とか何とか言ってたような。ムカツクからあまり思い出したくは無いけど 隣のペットショップを見る・・・・・・こいつも無事ね。となると、こいつが何かやったから私も無事なのかしら? 「この氷出したのってあんた?」 床に落ちている氷を杖で指しながら質問してみる私。だけどペットショップは何か考えてるみたいで私の質問に答えない。ご主人様を無視するとは良い度胸してるわね ・・・・・・・・・まあそんな事は別にいいや、爆発させた罰として教室の後片付けを命じられそうだし、今の内に箒と塵取りをペットショップに持って来させよ。 あぁ、それにしてもお腹減ったなぁ 私は女の言っている事を聞いていた。すると様々な事が分かった 驚くべき事にこの世界には『魔法』があると言う事だ スタンドとは違い、一つだけでも色々なことができるようだ。 マスターの部屋に侵入した二人の女は新手のスタンド使いかと思ったが、どうやら違うらしい。あの時あの二人が使ったのが『魔法』と言う事か (何で驚く?)(この世界?) ・・・・・・・・・・・・疑問が浮かぶのはこれで何回目だ?さすがにウンザリする。 考えても分からない事なので、無理矢理疑問を忘却して前を向く。 「え。えーっとミス・ヴァリエール、この石の『錬金』をやってもらいましょうか」 女が何かを言っている。『錬金』。あの石を金属に変えろと言う事か マスターが立ち上がって前に歩いていく、私もそれに続く。 「先生、ルイズにやらせるのは止めてください!」 「爆発するんですよ、先生!」 「『ゼロのルイズ』に魔法を使わせるなんて『許可』しないで!」 黙っていた奴等が何かを喚いている。『ゼロのルイズ』とは?何をそんなに慌ててるんだ? そして、マスターが杖を掲げて、何かを唱え始め――――私の本能が警鐘を鳴らした!『危険!』『危険!』『危険!』 理由を考えるより早く!本能が命ずるままにスタンドを使い、マスターと私を氷の盾で包む! ドグォォォォン! 一瞬後に爆発! 強烈な爆風が急造の氷の盾を粉々にするが、辛うじて私とマスターは無傷だ。 そして『理解』した。なるほど・・・・・・マスターが魔法を使うと爆発するから奴等はあんなに慌てていたのか。 奴等の言動から考えるに、マスターが爆発を起こすのは1度や2度の事では――――― (違う!)(マスターは!)(マスターの能力は!)(マスターの『スタンド』は!)(『世界』を―――) 「ペットショップ!!!あそこにある塵取りと箒持って来て!」 いきなりのマスターの声に意識が覚醒した。顔を上げるとマスターの怒ったような顔 もう少しで何かを思い出せそうな気がした、が。 自身の思考活動を優先するより先に、マスターの命令を優先させる事が重要だと判断 私は、マスターが杖で指し示す用具入れに向けて飛んで行った ・・・・・・この後、掃除の大部分をペットショップがやらされる事になったのは割と関係無い蛇足である
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/404.html
「……とんだ目にあった。こういうのは、わたしのキャラじゃなんだがな」 まだ違和感の残る首を押さえつつアヴドゥルが言う。 「何よ。何か文句でもあるの!?」 それを嫌味と取ったのか突っかかるルイズ。 「いや、そうではない……しかし、コレを片付けるのか」 「…そうよ。私も手伝って上げるからさっさと働きなさい!」 (普通、逆のような気がするが) 慣れというのは恐ろしく黙って作業に入ろうとするアヴドゥルだが、ルイズの姿を見て止まる。 (なぜ爆発の中心にいて、無事なのは知らんが…。ボロボロの格好のままというのもな) ルイズに怪我はないらしいが見事に外見はボロボロだ、服には穴が開き、全身を煤で汚している。 いても非力な上、今までの行動から率先して掃除はしないだろう。 また、必死に隠しているようだが、落ち込んでいるのが分かる。 (しばらく一人にしたほうがいいな) それらを考慮した大人のアヴドゥルは、 「掃除はわたしがやっておこう。まずは着替えて来たらどうだ?」 遠まわしな戦力外通告を出す。 もちろん、そんな言葉の裏に気付かないルイズ。 「なんで、あんたに命令されなきゃいけないのよ!」 「貴族がいつまでもその格好ではまずいだろう?」 「…う。それはそうだけど……」 「着替えが終わってから、手伝ってくれればいい」 「確かに…、先に着替えたほうがよさそうね。いいこと、私がいないからってサボるんじゃないわよ!」 必要の無いキツイ釘を刺してからルイズは教室を出た。 「なんでこうなるのよ」 ボロボロの姿で自室へ帰りながら、ルイズは落ち込み呟く。 召喚したのが平民とはいえ、初めてまともに魔法が成功し、やっと自分は『本当』の意味でメイジになれたと思った。 誰にも『ゼロ』なんて呼ばれバカにされることもなくなり、輝ける未来が開けると思っていた。 そして……、 (……ちいねえさま) いつもルイズに優しくしてくれた、姉のカトレア。 ようやく憧れの姉に自分の魔法を見せることができると思っていた分、落胆は大きかった。 (でも、それが何よ!) この程度で負けるほどルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは弱いのか? 否! この程度で負けるようなら、とっくの昔に引き篭もっている。 「たまたま、偶然、ちょっと失敗しただけよ!」 少し後ろ向きのような気がするが復活を果たすルイズ。 元気が出ると、周りのことを考える余裕が出る。 教室でのアヴドゥルを思い起こす。 冷静になると分かったが、どうやら気を使われたようだ。 ちょっと感謝の気持ちはある。 だが、ご主人様が使い魔に心配されるようではだめだ! (あいつ、余計なお節介なんか焼いて) ゆっくりだった歩く早さが、段々と早くなる。 そして、部屋に着くなり急いで着替え、体を拭く。 早々と身支度を整えたルイズはアヴドゥルの待つ教師へ急ぐ。 使い魔だけに自分の不始末を押し付けるのを、 (そんなの……貴族じゃない!) 強くルイズは心で否定した。 合流したルイズのがんばりもあり、なんとか昼休み前に掃除は終了した。 アヴドゥルやルイズにとって波乱の昼飯が始まる。 もちろんみんなの大好きな彼にとっても……。 ルイズの言葉通り、アヴドゥルの昼飯は朝より『少し』豪勢になっていた。 実際には、パンとスープに『ゆで卵』が新しく増えているだけ。 「これで『多め』か」 「何よ。文句あるの?増えただけでも感謝しなさい」 労働による空腹もあり、早々に食べ終えたアヴドゥルは、ルイズが上品に食べているのをしばらく眺めた後、辺りを見回す。 モギュモギュと、何回もよく噛み食べるルイズは食べるのが遅く、もう終わっている生徒が多い。 デザートを食べながら姿や、雑談している姿が多く見える。 その中でも、出入り口周辺でメイドに向かい合う集団が目に留まる。 どうやら、金髪で一人だけ趣味の悪い服の少年が、メイドにクレームを付けているようだ。 今にも土下座をしそうなメイドの姿がおもしろいのか、にやにや眺めている周りの連中。 あまりにもな光景に、注意しようと腰を上げかけた時、メイドの顔が見えた。 「あれは…シエスタか?」 (ますます放って置けなくなったな) まだ食事中のルイズに、 「少し用事ができた」 一言残し、返事も聞かずアヴドゥルはシエスタに近寄っていく。 「その辺にしておけ」 いきなりの声に、シエスタを責めていたギーシュの声が止む。 「なんだ、君は?」 「何があったのかは知らぬが。これは少々やりすぎだ」 涙を浮かべ、土下座寸前のシエスタを見つつ、アヴドゥルは言い放つ。 「貴族なら貴族らしい態度を取れ」 「なッ!?」 『ゼロ』のルイズの使い魔である『平民』に咎められたギーシュに、周りからの野次が飛ぶ。 「そうだぞーギーシュ」 「元々、二股かけてたお前が悪いんだからな」 「もてねぇつらさがお前にわかるか?二股の罪を黙って受けろ!」 最後の……アフロのピザは怨念が篭っていそうだ。 ギーシュも、メイド-シエスタを泣かすほど脅かしたかった訳ではない。 ただ軽く説教し、犯した失態(二股)を誤魔化したかっただけだった。 (それが…どうしてこんなことに) 平民とはいえ、女性の涙に弱いギーシュは心の中で泣いていた。 どうにか話題を変えようとギーシュはあまり無い脳みそをフル回転させ、 「どうやら『ゼロ』のルイズの使い魔は、貴族に対する礼儀というものを知らないようだな」 さらに話を大きくし誤魔化すことにした。 「敬意を払う相手は選ぶんでな」 「よかろう、ならば君に貴族の礼儀というものを教えてやろう」 そこでチラッと視線を周りに送り、 「ヴェストリの広場だ。着いてきたまえ」 言い捨て去って行くギーシュ。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9399.html
登録日:2011/02/21 (月) 23 10 08 更新日:2024/08/02 Fri 16 51 47 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 DWN クール ゼロ ディヤー! ヒッフッハ ビームサーベル モデルZ ライブメタル レプリロイド ロックマン ロックマン…? ロックマンシリーズ ロックマンゼロ 主人公 伝説 伝説の赤いレプリロイド 剣士 叩き斬る…までだ! 後の漬け物石 ←死ぬつもりはない 悩まない 悲劇の主人公 死亡フラグ 無口 破壊神 置鮎龍太郎 自己犠牲 英雄 金髪 長髪 風間勇刀 目の前に敵が現れたなら…叩き斬るまでだ! ゲーム『ロックマンゼロ』シリーズの主人公。 『ロックマンX』シリーズのゼロと同一人物である。 CV:風間勇刀(ゲーム・ドラマCDシリーズ・SVC CHAOS) / 置鮎龍太郎(鬼武者 無頼伝) 【概要】 【活躍】 【武器】 【特殊能力】 【その他】 【概要】 Xシリーズよりも無口で無愛想になっており、クールさに磨きがかかっている。 キャラクターデザインが一新されたことにより、メインカラーも赤+白から赤+黒に変わって見た目も若返っているが、設定上は外見に変わりはない。 廃研究所で百年もの間眠っていた所を、シエルたちレジスタンスの手で目覚める。 長い間封印されていたためか、記憶の大半を失っていて、自分が誰かすらも覚えていないが、エックスの記憶だけはおぼろげながら残っている。 性能の方はと言うと、百年もの間メンテナンス無しで放置されていただけあり、流石に復活直後は記憶喪失も相まって全盛期とのブランクを感じさせた。 それでもネオ・アルカディア軍との交戦でたちまち勘を取り戻し、最新型の戦闘用レプリロイドとも余裕で渡り合えるほど。はるか昔の旧式レプリロイド(*1)であるにもかかわらずである。 目覚めた当初は記憶が曖昧なのもあって無口で無愛想だったが、シリーズが進むごとに時折相手にアドバイスをするなどの一面も見せるように。 シエルやエックスに対してはその立場や気持ちを斟酌して気を回すことがある。 自身の正義について思い悩みながら戦ったエックスを『英雄』と認めつつ、ゼロ自身は戦うのであればその相手や、 自分が正義の側なのかというようなことについて悩まないという信念を持っている。 ゼロのこのスタンスはシリーズを通してブレることはなく、戦うことが避けられないのであれば、たとえ誰が相手であろうと躊躇なく剣を振るう。 「オレは悩まない。目の前に敵が現れたなら…叩き斬る…までだ!」 【活躍】 《ロックマンゼロ》 『オレを目覚めさせて、どうしようっていうんだ』 サイバーエルフ・パッシィによって長い眠りから目覚め復活。 自分が何者なのかも曖昧なまま、ネオ・アルカディアに迫害され続けるレジスタンス達に力を貸す決意をする。 ゼロ一人の協力によって戦況は急変。防戦一方だったレジスタンス側も、次第に活気を取り戻して行った。 それでもネオ・アルカディアとの戦力差は如何ともし難く、レジスタンスベースを急襲されるなど苦戦を強いられる。 そんな中、ゼロは戦況を一気に引っくり返すべく、敵本拠地であるネオ・アルカディア内部に単身乗り込み、シエル様の作り出したコピーエックスを倒す。 しかし首領を倒したとはいえネオ・アルカディアのレジスタンス追及は止まず、ゼロは単身囮となってシエルたちを逃し、ネオ・アルカディアの追手を退けながら一年間放浪することになった。 《ロックマンゼロ2》 『誰も知らないゼロが目覚める』 一年間の放浪の末、追っ手を退けた後に砂の荒野で力尽きて行き倒れるが、目が覚めたら新しいレジスタンスベースにいた。ハルピュイアがこっそり助けてくれたんだけどね。 シエルとも再会し、自分たちのためにゼロに機能停止寸前になるまで囮としてしまったことを謝罪されるが、ゼロ自身は特に気にしておらず、 修復を終えると以前のようにシエルやレジスタンスに協力する。 が、新エネルギー研究に専念するシエルの代わりにレジスタンスの新リーダーとなったエルピスには、様々な要因から含みのある態度を取られ、 ゼロ自身はさほど気にした様子もなく、彼が危機に陥れば救出に向かったりもしたが、そんなゼロの態度と自身が犯した失態などが原因でエルピスは中盤に闇堕ち。 強大な力へのエルピスの執念は、やがてダークエルフの解放、エックスのオリジナルボディ破壊という惨事に繋がり、 ダークエルフの力を得て暴走したエルピスをゼロはやむなく撃破し、ダークエルフによって死の直前にサイバーエルフへと転生したエルピスがどこかへと飛び去るのを見送った。 《ロックマンゼロ3》 『生きてやる』 OPからニセモノ呼ばわりを受ける。ピュンパに助けられた恩は何気にここで返す事に。 ダークエルフと呼応する謎の巨大レプリロイド・オメガが登場し、さらにその正体はゼロの本来のボディだった。 つまりオメガこそオリジナルのゼロであり、自分のボディが代替品であることが判明する。 しかし、魂(人格プログラム)はゼロの方こそが本物であり、百年間封印されていた際にDr.バイルの手によってコピーボディに移されていた事実も判明。 少々ややこしいのが、"百年間封印"には違いないが、実はXシリーズからは二百年経過している。 イレギュラー戦争(X6ゼロエンディング)から百年。 そして妖精戦争が始まった時、オメガを倒すために封印から一旦目覚めてエックスと共闘し、その後再封印されてから百年。 つまり実は二度寝していた。作中みんなして百年前百年前連呼するから紛らわしいけどね。 最終決戦で自称救世主のオメガ(オリジナルゼロ)と戦い、これを撃破。 オリジナルボディもゼロ自身の手で完全に破壊される。 ちなみにゼロの本来の魂も、Xシリーズでウィルスがシグマに移った事で書き換わっているため、製作者のW博士が望んだゼロ本来の姿は今回の件で跡形もなく消え去った。と、思いきや…… 《ロックマンゼロ4》 『そして、すべてがゼロになる』 バイル軍に襲われていたキャラバンを助けたのをきっかけに、百年以上前にスペースコロニーが落下した地点で、今は自然が再生している事を知る。 その土地「エリア・ゼロ」を破壊しようと、ラグナロク作戦を企てるバイルとの決着。 エリア・ゼロを守るため、地上へ落下する衛星砲台ラグナロクを破壊するべく、ラグナロク内部へと単身潜入した。 ラグナロク・コアと融合した人間様のバイルを撫で切りにし、一緒にラグナロクごと大気圏へと突入し、以後行方不明となっている。最後の最後にイレギュラーへと回帰した 続編の『ロックマンゼクス』シリーズにライブメタル・モデルZとして登場するが、これはゼロのデータを基にシエル(?)が作ったものでゼロ本人ではない。 しかし死亡フラグ建築の腕はしっかり受け継いでいる。 【武器】 各武器はチャージが可能で、属性チップを装備した状態でチャージ攻撃すると、その属性を帯びた攻撃ができる。 ちなみに、ゼロ1で使う武器はそれぞれネオ・アルカディア四天王が使っている武器と対比になっている。 ■バスターショット(ゼロ1〜4) 最初から使える武器。Xシリーズと違って、腕が変形するのではなく手持ち銃となっている。 レジスタンスが携行火器として使っている旧式銃で、ゼロ1のオープニングで死亡したレジスタンス(ミラン)の物を受け継ぎ、それ以降も同様の物を使っている。(*2) 初期は豆弾しか撃てないが、セイバーの柄をカートリッジ代わりに使うことでチャージも可能となる。 この武器のみチャージ攻撃が2段階存在し、1段階チャージには属性が乗らないが、チャージ自体は非常に速いので使いやすい。 ゼロ2以降使えるようになるEXスキルは作品毎に特色があり、様々な物を撃ち出すことが出来るようになる。 ■ゼットセイバー(ゼロ1〜4) 1のOPボス戦から使えるようになる両刃剣。「十の光る武具」の一つであり、ゼロを象徴する武器。 Xシリーズ前半で使っていた物と同一で、長い間エックスに預けていたものを返却された形である。 三段斬りは通称ヒッフッハ(X6の三段斬りでのかけ声の空耳から。ゼロシリーズでは無言)。ゼロ2以降で使える3段目切り上げを使う場合はヒッフッホになる。微妙に与ダメが高い。 チャージすれば短いアースクラッシュを出せる。空中でも出せる他、振り返りながらも出せるので十字キーをガチャガチャすると前後に攻撃判定を無数に作り出して硬い敵や一部無敵判定の出ない中ボスを瞬殺出来る。 斬り上げ・下突き・ダッシュ斬り・ジャンプ斬り・回転斬り・ジャンプ回転斬りなどなど、攻撃のバリエーションが豊富な武器でもある。 ただEXスキルはバスターとは異なり、どの作品も属性が違うぐらいでモーションはあまり大差ない 普段は太腿のホルスターに収納されている。二本あるので、片方はバスターショットに装填したり、別の武器に変形させて使う。 やろうと思えば二刀流も可能(実際メガ・スコルピアと二刀流で戦うイラストもある)なのだが、ゼロ自身は好まない様子。 刀身は特徴的な楔形。 イラストではゼロ1の時点でこの形だったが、ゲーム内ドットでは刀型だった。ゼロ2では新規モーションのみ楔形で、ゼロ3から全モーションが楔形に統一された。 同時期に展開されていたロックマンエグゼシリーズでは後半の『4』と『5』にてバトルチップとして登場している。 チップのイラストにはZセイバーとそれを持つ影がかかったゼロが描かれており、使うと三段切りのように三種のソードを続けて繰り出す。 ■トリプルロッド(ゼロ1) 全8方向(真下はジャンプ中のみ)に攻撃できる近~中距離用武器。長い柄の先端に光の槍先を持つ。 ゼロが眠っていた研究所跡にあったデータから作られた為、何気に封印前のゼロとも縁があると思われる 敵を真下突きで攻撃するとホッピングのように跳ねる。ジャンプボタンを押しながら跳ねるとかなり高くホップすることが出来る。応用すれば敵を足場代わりにもでき、通常では行けない場所にも行けるようになる。 ボタン連打で三段斬りならぬ三段突きになり、攻撃距離を二段階伸ばせるが使いにくい。 チャージ技はトリプルロッドを振り回して攻撃するが、妙にリーチが短く使いにくい。 。 企画段階では槍先が3種類に変形する武器だった。 ■チェーンロッド(ゼロ2) 伸びる中距離用武器。光の鎖の先端に光の槍先を持つ。 天井や壁に引っ掛けての移動のほか、ブロックを動かしたり敵やアイテムを引き寄せる事が可能。 上手く扱えば、さながらバイオニックコマンドーや海腹川背のようなスウィングアクションが行える。 しかしやっぱり使いにくく、ぶっちゃけブロック操作以外では出番は少ない。 が、ある特定の天井に引っかけて横キーを入れるとさらに上のフロアに転移するバグがある。(*3) なおチャージ技は何故かトリプルロッドと同じであり、ロッドを振り回して攻撃する。 ■リコイルロッド(ゼロ3) 刃付きトンファーナックルのような形をした近距離用武器。 ボタン連打で連続攻撃、チャージ攻撃で敵や一部障害物を吹っ飛ばすことが可能な爽快武器。さらにチャージ攻撃を地面や真下の敵に打てば、通常の2倍以上の高さまで大ジャンプできる。 だが、調子に乗り下手にロッドで大ジャンプすると、天井の針でティウンティウンする危険もあるので気をつけよう。 使い勝手もよく楽しい武器だが、ゼロ4ではロッド系武器自体がリストラされた。 ちなみに企画段階ではパイルバンカーという名称だった。 ■シールドブーメラン(ゼロ1〜3) 構えている間は敵の黄色いエネルギー弾を跳ね返し、チャージして離すとブーメランのように投げて攻撃する。 注意として、跳ね返せる弾はエネルギー弾だけな上、構えている間はダッシュ出来ない。 しかし、タイミングよくダッシュボタンとジャンプボタンを押せばシールドを構えたままダッシュジャンプはできる。 また一部の敵の攻撃も防ぐだけなら可能。 クリアタイムが評価に直結する本作ではあまり人気がない。 だがバスターやセイバーがチャージできないハードモードでは、属性攻撃ができる武器として重宝する。 ゼロ自身は良く使う。そして壊す。毎度初期装備にこいつが無いのは壊れてるから。 長いことゼロを守ってきたが、ロッド系武器共々ゼロ4でリストラ。 ■ゼロナックル(ゼロ4) 手に直接チップが埋め込まれており、エネルギーを帯びた掌底の要領で攻撃する。 ぶら下がりアクションが使えるのもこのチップで握力を高めているおかげ。 間合いこそ短いが威力はセイバー並に高く、真上真下を除く6方向に攻撃可能。ぶら下がり中は使用できない。 更には破壊した敵から武装をぶんどって使用できる男のロマン武器。威力も性能もピンキリなため、縛りプレイ大好きなドMプレイヤー御用達。 奪えるのは斧や爪や盾、バルカンや爆弾に水鉄砲など多種多様。全ての武器を経験すると「ウエポンマスター」の称号を得られる。 他にもガラクタの中から鉄パイプを引き抜いて武器にしたり、ケーブルを千切ったり、果ては草むしりまで、使い道は多岐に渡る。 マン子一部のボスなどを引っこ抜いたりもできるが、ラスボスでは避けられないと思うモノがナッコウで… 何気にチャージナッコウは(下方修正後の)チャージセイバーと同じ威力でハードモードでもチャージ可能なため、より接近戦が必要だが貴重なダメージソースとなる。 【特殊能力】 ■フォームチェンジ(ゼロ2) ミッションクリア時に、その時のプレイスタイルに倣った様々なフォームに目覚める能力。大抵が特化形態。 詳しくはフォームチェンジ(ロックマンゼロ2)へ。 ゼロ2で唐突に存在が発覚し、3以降は登場しなかった。 ■エクストラ・スキル・キャプチャリング(ゼロ2以降) ゼロが高レベルのときに限り、ボスの攻撃方法を学習しEXスキルとして入手する能力。要はXシリーズのラーニングに取得条件がついたもの。 ゼットセイバーはもちろん、バスターやロッド、シールドブーメラン用のEXスキルもある。 【その他】 カプコン繋がりで、格闘ゲームの『鬼武者 無頼伝』や『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』に客演している。 前者ではCVのところでちらっと触れている通り、Xシリーズの方のゼロの中の人である置鮎龍太郎氏が当人曰く「例外的に」演じている( ○ )(*4)。 後者ではミッドナイトブリスを受けることでやはり女体化する。 現在、プラスチックキットがコトブキヤから発売されている。 ちなみに発売前、コトブキヤで予約すると、もれなくゼットセイバーがもう一本ついてくるキャンペーンが実施されていた。 そしてS.H.Figuartsでも発売されており、ロックマンユニティにてカプコン監修により改良されていく様子が複数回に渡り記事になった。 ゼロ「項目を変えていくのはオレたちじゃない。追記者や修正者……、今このアニヲタWikiで生きるWiki篭りたちだ」 画像出典:ロックマンゼロ © CAPCOM CO.,LTD. 2002 ALL RIGHTS RESERVED. △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] D-Arts化おめでとう 発売が楽しみだ -- 名無しさん (2014-01-16 14 28 45) カッコいいヤマト -- 名無しさん (2014-02-23 03 35 18) なぜナックルに下ネタ(笑) -- 名無しさん (2014-05-08 10 37 20) 遂に遂にアーツ発売決定だ、しかも受注販売だから買いっぱぐれ無しときてる -- 名無しさん (2014-06-03 22 37 28) 鬼武者無頼伝だとゼロシリーズの外見でCV置鮎という珍しい組み合わせ -- 名無しさん (2014-07-27 13 24 20) 元々悪人の手で作られたという設定が最後の最後で役立つことになるとは・・・・・・・・ -- 名無しさん (2014-08-29 16 59 41) 『零』ちがいだが、まさしく『牙をもたぬ人の剣』であり続けた生涯だったな。 -- 名無しさん (2014-08-29 17 02 31) ゼロつながりでウイングゼロとゼロカスの関係を思い出した -- 名無しさん (2014-09-18 20 26 06) 嫌いじゃないけど、ゼロの側からは積極的な干渉が全然ないのにゼロさんゼロさんって周りにムチャクチャ慕われてるのがプレイしていて逆に居心地が悪かった、まあ最後の希望だし当然なんだろうけど・・・ -- 名無しさん (2014-10-09 10 50 03) ミュトスゼロかっこいいなぁ~。ゲーム出て欲しいけどムリそう -- 名無しさん (2014-10-19 17 23 01) 記憶戻ったらまた悩んだり迷ったりするのかな。 -- 名無しさん (2014-10-19 17 23 37) ↑2 個人的に原作にはないステッカーとかデカールがやたら貼られまくったガンプラを思わせるな、あれはw格ゲーなんかのコスチュームバリエーション扱いで出てくると嬉しい -- 名無しさん (2014-10-19 20 15 36) アーツゼロ、出来いいね。ミュトスゼロとか欲しいけど、その前に四天王とかだ -- 名無しさん (2014-10-28 16 52 03) ↑2 セイバーが細身になってて本家セイバーと違うかっこよさがあるのよね -- 名無しさん (2014-11-20 16 48 03) ロボットと人間の理想郷がエックスじゃなくて、ゼロのおかげで作られたとか、ライト博士やワイリーにとって皮肉としか言えないよな -- 名無しさん (2014-12-13 01 56 21) バイル「たーだーのコピー・・・なのだよ!」←ゼロ「オリジナルゼロがなぜおまえの言いなりになっている」ここの即答がゼロを表してるよな -- 名無しさん (2015-01-28 17 01 34) 100年前は悩んでいたけど今は悩まないのか。記憶喪失だから自分が悩んでいた記憶もないのか。過去の自分が聞いたらどう思うのだろうか。 -- 名無しさん (2015-03-01 07 09 55) 自分が信じるものの為に戦う、だから迷わない。ってのがゼロシリーズのゼロなんじゃないかな -- 名無しさん (2015-03-01 08 16 06) ↑なるほど、そういう考えもあるのか。ミュトスゼロみたけど剣細いな。 -- 名無しさん (2015-03-02 06 46 01) リコイルロッドかっこいいな。ゼロと縁があるトリプルロッドの元ネタってまさか…… -- 名無しさん (2015-03-03 20 04 45) xシリーズのほうがいいってよく聞くけど自分はこのゼロ好きだな。ボイスもいいと思うんだけど、なんで微妙とか言われるんだろう? -- 名無しさん (2015-06-07 09 07 52) ↑やっぱりXシリーズの長さ故の馴染み深さ…なのかな? -- 名無しさん (2015-06-08 22 34 39) ↑×3 リコイルロッドは最初はロクゼロ版パイルバンカーだったのがどんどんシンプルになってリコイルロッドになったそうな。 -- 名無しさん (2015-06-08 22 38 04) 自分はこのゼロから知ったからxシリーズに違和感を感じたな。声のほうじゃなくてデザインだけど。今は慣れたけど -- 名無しさん (2015-06-13 16 54 27) 身体が100年前に比べると若いきがするんだよな。エックスもそうだし -- 名無しさん (2015-08-18 19 10 20) ゼロ「これからの時代は人間が頑張るべき。レプリロイドはそれをサポートしよう」完全にイレギュラー戦争の発端を忘れてる… -- 名無しさん (2015-10-04 10 18 02) こっちのゼロは何で客演されないんだろうか? -- 名無しさん (2016-03-23 10 16 34) SNK VS. CAPCOM SVC CHAOSには出てたけどな -- 名無しさん (2016-03-24 22 52 55) SVCのスパイラルショットだっけ?あれの声すげえカッコいいよな -- 名無しさん (2016-06-25 09 11 22) パイパイ!スパイラルッ!オッパイ、Fレベルだ… -- 名無しさん (2016-06-27 18 04 23) 大好きなキャラではあるんだが自身の腕がド下手くそな所為で設定と強さが釣り合わない悲しみ… -- 名無しさん (2016-07-02 03 21 14) ↑自分も最初はそうだったけど、気付いたらランクSクリアがデフォになるくらいには上達出来たし、 -- 名無しさん (2016-08-28 03 42 11) 回数こなして慣れるしかない(途中送信) -- 名無しさん (2016-08-28 03 44 53) 単に等身の問題かもしれないが、客演すると対戦相手に「子供」と見られてる模様(ストファイ組が顕著) -- 名無しさん (2016-10-05 00 37 28) 過去の自分が見たらどんな反応するかまじきになるなぁ。あとエックスの方も。 -- 名無しさん (2016-10-26 20 42 22) Xシリーズやっていた人たちからしたらこのゼロに違和感とか持つのかな。自分はゼロシリーズから知ったからxシリーズで違和感を感じたんだけど -- 名無しさん (2016-10-28 18 48 30) ナックルの説明見たとき某鯖が使っている宝具を思い出した。誰かって?xシリーズのゼロの声優でお察しください -- 名無しさん (2017-04-07 20 21 51) 二刀流を好まないのは、両手に武器を持っていた新米を思い出すからだろうか -- 名無しさん (2018-04-28 15 59 45) ↑あいつは2丁拳銃のガン=カタだろ -- 名無しさん (2019-07-16 13 04 53) 世界征服を目論んだ男の息子が命を捨てて世界を救った英雄になったのは皮肉と言えば皮肉だけど…あの男にとっては世界に認められたという事で満足ではあるのかな…? -- 名無しさん (2019-11-04 20 52 43) ↑5 X→ZEROでプレイしたが、見た目の変化より無口な根暗になってたのが違和感あった。クールと言っても元のゼロは不良っぽさや兄貴風みたいな部分もあってもっと陽性だったので -- 名無しさん (2019-11-05 00 57 29) チェーンロッドバグは国内版でもゼロコレ以降修正されてるね -- 名無しさん (2020-11-08 20 51 13) 11やるとわかるけど若い頃のワイリーは「ロボットはヒーローとしてあるべきだ」って想いをずっと抱えていたんだよな、知らず知らずのうちにゼロは最後の最後にワイリーの本当の想いを叶えたのかもしれない。だからこそラストナンバーか -- 名無しさん (2021-06-07 11 44 48) 「ゼロってブリーフはいてね?w」っと友人に言われ大爆笑した小学生時代の私… -- 名無しさん (2022-07-24 15 12 51) シリーズが続いてたらシエルと何かしらの形で復活したりしたんだろうか -- 名無しさん (2023-10-12 21 25 03) ヒッフッハの元ネタはX6では -- 名無しさん (2024-03-07 15 28 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/876.html
「ふんふんふーん♪」 食堂で食後の紅茶を楽しむ少女、ゼロのルイズはご機嫌だった。 今日のデザートは彼女の好きなクックベリーパイなのだ! なにやら食堂の一角が騒がしくなっている気もするが、彼女にとって今は誰にも 邪魔されたくない至高の時間なのである。 使い魔がそっちの方に行ったような気もしたが、当然無視した。 「まったく、あの馬鹿ったら…」 食堂で食後の紅茶を楽しむ少女、香水のモンモランシーは先日の事を思い出して 不機嫌になっていた。 「ギーシュ、ポケットから壜が落ちたぞ」 「おお!その香水はモンモランシーのものじゃないか!」 「つまりギーシュ、お前はモンモランシーと付き合っている。そうだな?」 「ち、違う!彼女の名誉の為に…ケ、ケティこれはその… ヒィ!も、モンモランシー!?違う、違うんだ!」 「ヘイ!ケティ、マスク狩りの時間だ!」 「OKモンモランシー!」 「クロス!」「ボンバー!」 「ウギャー!キン○マ―ン!」 「すまないギーシュ!僕が壜を拾わなければ…」 「いいんだ…それより、誰か僕の顔を見て笑っていやしないか?」 「誰にも…誰にも笑わせはしない…」 「ありがとう…マルコメミソ」 「マリコルヌ!風上のマリコルヌだよ!?」 つまりは、付き合ってる男に二股かけられたのである。 気位の高い彼女には、とてもとても許容しがたい出来事であった。 気位が高くなくても許容できない話だと思うが。 それでも謝られると許したくなってくるのが、余計に腹が立ってくるというかなんというか。 「どうぞ」 そんなことを考えていると、メイドがデザートを机に持ってくる。 当然貴族である彼女が『ありがとう』等と、平民に一々礼を言うわけも無く、 配った彼女を見ようともしないでクックベリーパイを口に運ぶ。 「…ちょっと、そこの貴方」 「え、私ですか?」 ケーキを配ったメイドが、貴族に呼び止められた事に当惑して立ち止まる。 「これ…どういう事?」 シエスタはこれ以上ないというぐらい脅えていた。 目の前の貴族、学生といえど魔法を操り、平民である自分にとって絶対的な存在が 自分に怒りをぶつけているのである。 「申し訳ございません!どうか、どうかお許しください!」 体の震えが止まらない。 「お許しください、ですって? 貴族である私の口に、平民である貴方の髪の毛を入れておいてお許しください?」 「お願いします、どうかお許しを!」 涙が溢れてくる。 平民の自分が貴族に粗相をして唯ですむはずが無い。 周りを見ても、他のメイドは見てみぬフリをし、貴族は何事かと一度は見るものの、 平民が貴族から罰を受けているとわかれば、あとは特に関心をしめさない。 助けなど望むべくも無いのだ。 シエスタにとって不幸だったのは、モンモランシーの機嫌が悪かった事だ。 そうでなければ怒りこそすれ、基本的に野蛮な事を嫌う彼女が『お仕置き』を する事もなかっただろう。 「覚悟はいいかしら?」 魔法の杖を取り出し、残酷に告げる。 「どうか…」 脅えるメイドに、嗜虐心をそそられたモンモランシーが杖を振ると、 メイドの頭上から水が降り注いだ。 「あら、似合ってるじゃない?」 ずぶ濡れになった姿を見て、にっこりと微笑むモンモランシーの姿に、 シエスタは更なる恐怖を覚える。この程度で済むはずが無いのだ。 「あぁ……ぁ……」 「さあ、次は…」 魔法を繰り出そうと杖を振り上げた瞬間、誰かがその腕を掴んだ。 「やめないか!」 育郎が食堂での騒ぎに気付き、駆け寄って見た物は、杖を振り上げる女生徒の前で、 先日世話になったシエスタがずぶ濡れになって震える姿だった。 「な、何よ貴方!?平民が気安く貴族にさわらないでよ!」 女性が抗議の声をあげるが、無視して育郎が尋ねる。 「君は何をやっているんだ!?」 「ハァ?この子の持ってきたデザートにね、髪の毛が入ってたのよ。 粗相をしたメイドにお仕置きして何が悪いのよ?」 「な!?そんな事で…」 「さっさと離しなさいよ!」 モンモランシーが、呆然とする育郎の腕を振り払おうとするが、 掴まれた腕はまったく動かない。 「彼女に謝るんだ」 静かに、だが強い意志を持って育郎の口から出た言葉を、モンモランシーは 鼻で笑って拒否する。 「謝る?何で貴族の私が平民に謝らなきゃいけないの? それに悪いのはこの子の方じゃない」 「君が怒るのもわからないわけじゃない…でもこれはやりすぎだ!」 「な、なによ…」 なんだなんだと、周りの生徒が2人のやり取りに気付く。 「おい、平民が何やってるんだ!」 「あれは…ゼロのルイズの使い魔じゃないか?」 「主人が主人なら使い魔も使い魔だな…」 周りの生徒が騒ぎ出した事により、少し弱気になったモンモランシーが勢いを取り戻す。 「さあ、早く手をはなしなさい!」 しかし育郎は手をはなそうとはせず、モンモランシーを見据える。 「彼女に謝るんだ…」 な…なんなのこいつ!? 生徒達に囲まれても、まったく物怖じせずに自分を見る育郎に、モンモランシーは 恐怖とまではいかないが、言いようのない不安を感じていた。その時、 「君!今すぐその汚い手を、僕の愛するモンモランシーからはなすんだ! さもなくば、このギーシュ・ド・グラモンが相手になってやろう!」 ギーシュは先日の事を謝る為に、愛するモンモランシーを探していた。 ポケットには今月の小遣いの大半をはたいて買った指輪が入っている。 「これを精一杯の愛の言葉と共に渡せば、彼女もきっと許してくれるに違いないさ」 彼は女の子が好きで、特にかわいい女の子が好きで、さらに女好きの家系という 環境で育ち、あとちょっと頭が弱かったりするため、つい二股なんてしてしまったが、 それでもなんのかんの言って、モンモランシーが一番好きなのである。 「モンモランシーならまだ食堂にいたわよ」 彼女の友人の言葉に従って食堂に行って見れば、なんとモンモランシーが平民、 ゼロのルイズが呼び出した使い魔に凄まれているではないか! 当然の如く、彼は愛するモンモランシーを助ける、というよりは相手が平民なので、 どちらかというと彼女にいい格好を見せる為に、前に出たのであった。 「ああ、ギーシュ!」 そんな思惑も見事に的中したようで、不安になっていた彼女が元気を取り戻す。 「聞こえなかったのか?手をはなすんだ…」 彼なりの凄みを効かせて育郎に薔薇の形をした杖を向ける。 「ほ、ほら早くはなしなさいよ。痛いじゃないのよ!」 「あ、すまない」 やっと手をはなした育郎を見て、モンモランシーは先程の不安を思い出し、怒りに震えた。 この平民にどんな罰を与えてやろうか? 平民が貴族に向かって生意気な目を向けてきたのだ… そうだ!ギーシュのゴーレムを使って痛めつけてやろう! 「まったく、貴方にも躾が必要なようね、ギーシュ!」 「ああ、任せてくれたまえ、モンモランシー…」 「とにかく、シエスタさんに謝るんだ」 「そう、このメイドにあやまって」 「ふっ、何がなんだかよくわかんないけど…すまないね、君」 「は、はぁ…」 「………って違うわよ!ギーシュ、貴方も何言うとおりにしてるの!?」 「え、でも君が謝れって?」 「貴族の僕たちが、何故平民なんかに頭を下げなきゃいけないんだ?」 事の経緯を聞いたギーシュがやれやれと首を振る。 「そうよ!大体平民の貴方が私に気安く触れるなんて…」 「そうだ、僕の愛しいモンモランシーになんてことをするんだ? だいたい、そのメイドが悪いんだろう?」 「…だからと言って、ここまでする事は無いだろう」 育郎が呆然とするシエスタを快方する。 うーん、なんだか変なことになってきたぞ? ギーシュの予定では、今頃は格好よく現れた自分がこの平民を叩きのめし、 モンモランシーからお礼のキスでも貰っているはずなのである。 それがこの平民と来たら訳のわからない事を言って、予定とは違う方向に 話が向かっている。 そういえば何で僕がメイドに頭を下げてるんだ?思い出したら腹が立ってきた。 モンモランシーも機嫌が悪くなってるし…よし、ここで一つ良いとこを見せよう! 「モンモランシー…彼の言うとおり謝ってあげてもいいんじゃないか?」 「な、何を言ってるのよギーシュ!」 先日の一撃で頭のどこかが壊れてしまったのかと、驚きながらギーシュを見る。 「ただし、僕に勝ったらだ………『決闘』だよ!!」 オオーッ!と周りから歓声が上がる。 「『決闘』?」 「そうだよ、正々堂々戦い、負けたほうが勝った方のいう事を聞く。どうだい?」 「そんな!?」 おどろく育郎を、脅えているととったギーシュは、調子に乗ってさらに続けた 「貴族から『決闘』を申し込まれたんだ、まさか断るは言わないよな? いや、所詮『ゼロのルイズ』の使い魔…主人同様出来損ないなら、 臆病風に吹かれてもしかたあるまい…」 その言葉に周りの生徒達から笑いが起こる。 「…わかった、受けよう」 「そんな!?育郎さん駄目です!」 育郎が女生徒を止めた時、シエスタの目には彼がおとぎ話の勇者の如く映った。 物語のなかから出てきた英雄が自分を救いにきてくれたのかと。 しかし、時が立つにつれ怖くなってきた。育郎はただの平民なのだ、 それが貴族と『決闘』だなんて…自分のせいで育郎が殺されてしまうかも知れない、 そう思うと先程より強い恐怖が襲ってくる。 「イクローさん、相手はメイジなんですよ!?殺されちゃいます!」 「殺される…だって!?」 驚いた育郎の顔を見ると胸の中が罪悪感でいっぱいになる。 もっとも、育郎が驚いたのは、生命の危険を感じたからではないのだが。 「僕はヴェストリの広場で待っている…逃げるなよ?」 ギーシュがそう言ってモンモランシーと一緒に去っていく。 「私が…私が悪いんです…だからイクローさんがこんな事を…」 ついには泣き出してしまうシエスタ。 「いいんだ…大丈夫だから」 「何が大丈夫なのよ!」 いつの間にか現れたルイズが育郎を怒鳴りつける。 「あんたどういうつもりなのよ、貴族と『決闘』だなんて!? ちょっと馬鹿力だからって調子に乗らないでよ…ほら、一緒に謝ってあげるから」 「それは出来ない…」 「なんでよ!?いい、メイジに平民は絶対に勝てないの! 心配しなくても、誰もあんたを臆病者なんて言わないわよ…」 「…違う」 「な、何が違うのよ…」 育郎にとって臆病者と呼ばれることなど、どうという事は無かった。 シエスタの事もあったが、逃げればルイズも馬鹿にされてしまう、 それが彼に『決闘』を受ける決心をさせたのだ。 「シエスタさん、彼の言っていた広場はどこですか?」 「駄目!?駄目です!」 涙を流しながら必死で止めようとするシエスタをなだめながら、 育郎は近くにいた生徒に広場の場所を聞く。 「何やってるのよ!?やめなさいって言ってるでしょ、ご主人様の命令なのよ!?」 「…それはできない」 「………もう知らない!ギーシュの馬鹿にボコボコにされればいいのよ!!」 走り去るルイズの後姿を見送り、シエスタを他のメイドに任せてから、 育郎は広場に向かった。 果たして、僕はあの力を使わずにすむのか? そう考えながら… 「何か俺忘れられてねーか?いらない子認定されてね!?」 そのころデルフリンガーは言いようの無い不安を感じ、思考がネガティブになっていた。
https://w.atwiki.jp/supakuro/pages/95.html
機体 ガウェイン パイロット ゼロ 武器 スラッシュハーケン タイプ アタッカー パーツ 3 コスト 18 攻撃属性 通常 攻撃間隔 高速 飛行 ○ 移動速度 普通 / 高速 サイズ S 成長タイプ 普通 地形適応 【空】A 【陸】A 【海】B 【宇】B 総合力 HP 攻撃力 装甲 運動性 無凸最大 9680 5790 3890 3030 3740 無凸改造 12380 7590 4790 3930 4640 4凸最大 11180 6790 4390 3530 4240 4凸改造 14780 9190 5590 4730 5440 +通常モード 必殺スキル ドルイドシステム(攻撃力低下) ×2 属性 通常 範囲上の敵全ての攻撃力をダウン+高確率スロウ ハドロン砲(特大直線) ×3 属性 通常 範囲上の敵全てにバリア貫通の中ダメージ 精神スキル ・不屈 (習得Lv:1) 一定時間、被ダメージを大きく軽減 ・魂 (習得Lv:30) 一定時間、攻撃力大アップ ・覚醒 (習得Lv:60) 長時間、攻撃速度アップ アビリティ ・ガード (初期習得) HP1/2以上で、装甲アップ ・指揮Lv.2(ディフェンダー) 自分以外のディフェンダータイプの味方の攻撃力大アップ ・戦術指揮 自分以外の味方の攻撃力、回避率アップ ・ドルイドシステム効果時間延長 必殺スキルの効果時間延長 【評価】 +アリーナモード 必殺スキル ドルイドシステム(攻撃力低下) ×2 属性 通常 1ターン敵の攻撃力を60%ダウンする ハドロン砲(特大直線) ×3 属性 通常 威力300%の射撃 精神スキル ・不屈 (習得Lv:1) 1度だけ次に受けるダメージを90%減(再使用まで4ターン) ・魂 (習得Lv:30) 1ターン、与えるダメージが45%アップ(再使用まで7ターン) ・覚醒 (習得Lv:60) 1ターン、行動力大アップ(再使用まで6ターン) アビリティ ・ガード (初期習得) 防御確率50%アップ ・指揮Lv.2(ディフェンダー) 自分以外の味方ディフェンダーの攻撃力、命中率15%アップ、行動力アップ ・戦術指揮 自分以外の味方の攻撃力、回避率、命中率15%アップ ・ドルイドシステム効果時間延長 行動力アップ EXアビリティ 【評価】
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/136.html
通路をプロシュートが前、ルイズが後ろを歩く。 だがプロシュートの後ろ姿から ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ というような音と何かオーラが見える。 「……何?まだ怒ってるの?」 プロシュートがルイズに向き直る。 「いいかッ!オレが怒ってんのはなテメーの『成長の無さ』なんだルイズ! そりゃあ確かに毎回『爆発』起こしてんだ、『ゼロ』と呼ばれて当然だッ! 自分まで『巻き込まれちまってる』んだからな!オレだってヤバかった!」 己の使い魔に一番痛いところを突かれた。 「毎回失敗する理由はオレなんかには分からねぇ! だが!オメー自身の心が『成長』しなけりゃあまた『ゼロ』と言われるだけだッ!」 プロシュートの言っている事はルイズにも十分分かる、だが今まで散々努力はしてきた。 知識だけならそこら辺のメイジ達よりも上だという自負もある、だが魔法は使えない。故に『ゼロのルイズ』と呼ばれる。 これ以上できる事が他に何があろうか。したがって次に出てきた言葉は 「……使い魔がご主人様にお説教しようなって100年早いのよ!今日のご飯無しだからね!」 ルイズが駆け出し通路の曲がり角を曲がり居なくなる。 「オイ!まだ話は終わっちゃいねーぞ!……チッ、ペッシのよーにはいかねーか」 昼食を抜かれたとしてもプロシュートには朝の男からギッた金があるので特に問題はない。 だが、一つ肝心な事を忘れていた。 「ヤバイな……迷ったか?これは」 流石の兄貴も慣れない場所では迷うらしい。 10分程通路を歩いたが全く道が分からず、さすがにイラついてきた。 (ギアッチョならあたり構わずブチのめしてるとこだな) チームである意味ペッシ以上に手のかかる仲間の事を少し思い出す。 ちなみにこの前はニュースにイラついて溜まり場のテレビをブッ壊しリゾットにカミソリを精製されかけていた。 自慢の氷の防御もリゾットの磁力にだけは効かないらしい。 「あ、あの……どうかなさいましたか?」 と、まぁ明らかにカタギの人間じゃあないプロシュートに若干恐れの入った声がかかる。 自分が居た場所、もとい世界では特定の地域を除いてでしか見ることのできないメイド服を着た少女がそこに居た。 「……ああ、食堂に行きてぇんだが生憎道が分からなくてな」 「それでしたら、私も行く途中なのでご案内します」 「助かる」 食堂に向かい歩くメイドと非カタギ、通常であれば明らかに異常な光景である。 途中気付いたのか 「あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になった平民の方ですか?」 「まぁ訳の分からねーうちにそういう事になっちまったようだがな。オメーもメイジとかいうやつか?」 「いえ、私も平民です。ここには奉公のために貴族を世話しに来ているんです」 (あのマンモーニ連中の世話か…リゾット以上に苦労してそうだな) 「私はシエスタと申します。よければお名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」 「プロシュート、意味はオレの国の言葉で『生ハム』だ」 「プロシュートさん…ですね、食堂に着きましたよ」 「グラッツェ」 そう礼を述べプロシュートが中に入ろうとするがシエスタが 「あの、賄い物でよろしければ食べていかれませんか?」 と聞いてくる。 それは使い魔として召喚されたプロシュートを気遣ったものだが、今まで裏街道を歩いてきたプロシュートにとってほぼ初めてとも言ってもいいものだ。 「いや、一応金はあるからな。そこまで世話になるわけにはいかねぇさ」 「そうですか…残念です」 「何かあれば遠慮なく世話にならせてもらうぜ」 プロシュートが微笑を浮かべシエスタにそう返す。 チームの連中(特にメローネ)に見られた日には自殺もんだが、幸いヤツらはここには居ない。 その超レアとも言える兄貴の微笑を見てシエスタも微笑み返す。 「外の方にもお席はありますので」 「そうさせて貰おう」 『魔法学院アルヴィーズ食堂』 本来なら生徒達が食事や談笑する場所であるが、ある一角だけ全く人が座っていなかった。 当然プロシュートが食事をしている周辺である。 注文したのはピッツァとワイン。 細かい味付けは違うがやはりイタリア人としてはこれが一番よく馴染む。 声が小さすぎて聞き取れないが多分『平民』『平民』と言ってるのだろうと思う。 ギャングという事からイタリアに居た時もこのような視線は結構浴びており慣れていたはずだが、どうも不快感を感じるが何故かはまだ分からない。 ピッツァを食べ終わりワインの香りを味わいながら飲んでいるとメイドがデザートを運んでいるのが見えた。シエスタである。 プロシュートに気付いたのか笑みをこちらに向ける ―が、視線が反れたのか金髪の男と正面から衝突し、その勢いでデザートが重力を脱し男の服に直撃を果たす。 その男にプロシュートは見覚えがあった。このピッツァとワインの代金を提供して貰ったヤツだ。 貴族どうしなら大して騒ぎにならない事だがこの場合は違う。貴族とその奉仕に来ているメイド、明らかにシエスタの分が悪い。 当然ながら男がシエスタに対し騒ぎ立てる。 「君…平民が貴族に…『青銅のギーシュ』に何て事をしてくれたんだ!これから大切な用があるというのにどうしてくれる!」 「も、もももも申しわけございません!」 シエスタが男に向かって半泣きになりそうになりながら今にも土下座に発展リーチしかねんばかりに頭を下げている。 とりあえず、おさまったのかギーシュが後ろを向く。 「申し訳ありません…ぶつかってしまった時これを落とされたようですが…」 が、頭を下げている時シエスタがギーシュの足元に落ちている小瓶に気付きそれを拾い上げる。 瞬間、ギーシュが凄まじい勢いでそれを否定する。 「こ、これは僕のじゃない、き、君は一体何を言ってるんだ!」 「ですが、確かにギーシュ様の足元に…」 さらに否定しようとするギーシュ、だが周りがそれを肯定する。何時の時代も最大の敵は強敵(とも)という事か。 「ん…?この小瓶はモンモランシーの香水じゃあないか」 「そうか…ギーシュは今モンモランシーと…そういう事か」 こうなってくるとギーシュにはもう収拾する術はない。 そうこうしてると今朝食堂前でギーシュと一緒に居た少女がその集団に泣きながら向かいそして―― グワシィィーz_ィン 少女のビンタが炸裂した。 それを見たプロシュートが (メローネが見たら『スゴク良い!良いビンタだ!手首の(ry』と言うだろうな) と思った程の勢いだ。 そしてビンタを決めた少女が泣きながら走り去った後、新たな少女がギーシュに詰め寄ってきた。 「これは、どういう事かしらギーシュ…!!」 「モ、モンモランシー!違う、違うんだ!あの子はだだの…」 そうギーシュが言い終わる前にモンモランシーと呼ばれた少女がシエスタが持っている香水を取りそれをギーシュにブチ撒ける。 「もう二度とその顔を見せないで…!」 少女二人に捨てられたギーシュ、二股をかけていた当人が当然悪いのだが理不尽な怒りはシエスタに向かっていった。 「君が軽率に香水のビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね!」 シエスタはただ頭を下げ続け謝るばかりだったが他の生徒達の前でビンタと香水を頭からブチ撒けられたという恥からさらに怒りがヒートアップする。 「申し訳ありませんで済めば憲兵なんていらないんだよ!……どうやら君には貴族に無礼を働くとどうなるかを身を以って知った方がいいようだね」 ギーシュが薔薇の造花の杖を出し構える。 メイジが杖を出す時。それは魔法を使う時だとシエスタは十二分に知っていた。つまりこれから自分が何をされるかという事も。 「ひっ……!」 シエスタがうずくまり頭を両手で押さえる。 この騒ぎにギャラリーが出来ていたようだが、誰もギーシュを止めようとしたりシエスタを助けようとはしない。 むしろニヤニヤとした笑みを浮かべ見物している物が多数を占めている。 それを見た時プロシュートが感じた不快感が何か理解した。 あの目だ…あの目と同じだった。 組織の他のチームの幹部連中が自分達暗殺チームを見る目。 利用するだけ利用し、得る物はボスからの不当ともいえる報酬のみ。 他のチームがそれぞれのシマを持ち利益を得ているというのに自分達にはそれがない。 その圧倒的とも言える他のチームとの待遇の差による自分達を見下した目……それと同じだった。 そう思った瞬間プロシュートは行動していた。 頭をかばうようにして縮こまるシエスタは圧倒的な恐怖から泣いていた。 少しだけ視線を上げ上を見る、ギーシュが杖を振り上げていたのを見て少しでも恐怖から遠ざかろうと目を閉じた。 だが、いくら時間が経っても自分が恐れていたものは襲ってこない。あるいはもう襲ってきてしまったのかと思いつつ恐る恐る目を開ける。 「ミス・ヴァリエールが召喚した使い魔君じゃないか…邪魔しないでくれたまえ!」 平民が貴族にあのような無礼を働いたんだ。貴族の使い魔の君がそれが分からないのかい?」 逆行で顔はよく見えなかったが男が振り上げられたギーシュの腕を掴んでいた。 「それとも、平民同士助け合おうってことかい?涙ぐましい友情だね」 「二股かけてたのがバレで無抵抗のヤツに八つ当たりか?マンモーニを通り越してゲス野郎だなオメーは」 ゲス野郎という言葉に完全プッツン来たようである。 「……いいだろう!まずは君から礼儀というものを教えてあげた方がいいようだねッ!」 「何がやりてぇのか言ってみなゲス野郎」 「まだ言うか…!『決闘』だッ!ヴェストリ広場で待っている!準備ができたら何時でも来たまえ!」 そういい残しギーシュが友人とギャラリーを引き連れ広場の方向へ向かっていった。 「あ、ありがとうございます…でも元々関係ない貴方に迷惑はかけられません…私が行って何とか事を沈めてきます…」 「ヤツが決闘したがってるのはオレだ、オメーじゃあねぇ。それに何の問題も無ねぇ」 「で、でも…このままじゃ貴方の命が…」 「ここで万が一オレが死ぬとしてもオレは常にそういう『覚悟』をしてきている」 そう言うと、プロシュートは自分が座っていた席に戻り最後の残ったワインを飲むと広場にと向かっていった。 ←To be continued 戻る< 目次 続く
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/381.html
++第三話 ゼロのルイズ①++ 花京院典明が目覚めて、初めて目にしたものは昨晩ルイズが投げてよこした下着だった。 横に転がっているそれから視線を外し、起き上がる。 隣にあるベッドではルイズが寝気を立てている。子供らしい、あどけない寝顔だ。 「やっぱり夢じゃないのか」 心のどこかで期待していたことに裏切られる。やはり現実だった。 学生服の乱れを直し、花京院はルイズを起こしにかかった。 肩を叩いてみるが、起きない。 今度は枕を取ってみるが、起きない。 毛布をはいだところで、ようやくルイズが目覚めた。 「な、なに! なにごと!」 「朝だ。ルイズ」 「はえ? そ、そう……って誰よあんた!」 ルイズは寝ぼけた声で怒鳴った。顔がふにゃふにゃで、まだ眠そうだ。 「花京院典明。君の使い魔だ」 「使い魔? ああ、使い魔ね。昨日召喚したんだっけ」 ルイズは起き上がると、あくびをした。それから花京院に命じる。 「服」 椅子にかかった制服をルイズの側に置いた。 だるそうに寝巻きを脱ぎ始めるルイズに背中を向ける。 「下着」 「自分で取らないのかい?」 「なんで取る必要があるのよー」 寝起きのせいか間延びした声で反論する。 ここでもめるのも面倒なので、素直に従うことにした。 「そこのー、クローゼットのー、一番下の引き出しに入ってる」 下着を適当に取り出し、後ろに放り投げた。 ごそごそとルイズが着替える音がした後、 「服着せて」 「それも僕が?」 「あたりまえでしょ」 花京院はややうつむき加減で振り向く。 彼も一応思春期の少年である。多少なりともそういう情はある。 さすがに直視するのには抵抗があったのだが……ルイズの身体を見て、すぐに元の表情に戻った。 ルイズの身体はまだまだ未発達だった。いくら下着姿だといっても、女らしい膨らみが全然ないので、焦ることも意識することもない。 着替えを手伝っているうちに、少女の着替えを手伝っているのか、少年の着替えを手伝っているのかさえ曖昧になってきた。 最後にマントの紐を締め、着替えは終了した。 ルイズと部屋を出ると、丁度隣の部屋のドアも開いた。 似たような木のドアが開き、現れたのは燃えるような赤い髪の少女だった。 ルイズより背が高く、花京院より若干低めの身長で、むせるような色気を放っている。 ブラウスのボタンを上から二つ外し、胸元を覗かせている。褐色の肌はいかにも健康そうだった。 身長、肌の色、雰囲気、胸の大きさ……、全てがルイズと対照的だった。 彼女はルイズを見ると、にやっと笑った。 「おはよう。ルイズ」 ルイズは顔をしかめ、嫌そうに挨拶を返した。 「おはよう。キュルケ」 「あなたの使い魔って、それ?」 ルイズがうつむいて黙り込むと、キュルケはそれを肯定と受け取ったようだ。 「あっはっは! 『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出すなんてあなたらしいわ。さすがはゼロのルイズ」 ……ゼロ? 花京院がルイズに目をやると、ルイズの白い頬は朱に染まっていた。 「うるさいわね」 「あたしも昨日召喚したのよ。誰かさんと違って一発で成功だったけど」 「あっそ」 「どうせ召喚するならこういうのがいいわよねぇ~。フレイムー」 キュルケがそう声で呼びかけると、キュルケの部屋からのそのそと赤い何かが這い出てきた。 それは巨大なトカゲだった。全身真っ赤で、尻尾の先には小さな炎が灯っている。 むんとした熱気に、花京院は顔の前で手を振った。 「それは……?」 「もしかして、あなた、火トカゲを見るのは初めて?」 「ああ、初めてだ。しかし、鎖につながなくて大丈夫なのかい?」 「平気よ。あたしから命令しない限り襲ったりしないわ」 キュルケは顎に手をそえ、色っぽく首を傾げる。 悔しそうにトカゲを見ていたルイズは聞いた。 「これってサラマンダー?」 ルイズの顔を見て、キュルケは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。 「そうよー。火トカゲよー。しかも見てよこの尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダー。 とても値段なんかつかないわよ」 「そりゃよかったわね」 「素敵でしょ。あたしの属性にぴったり」 誇らしげに胸を張るキュルケに対抗してルイズも胸を張るが、全く勝負にならない。 ルイズをからかうのに満足したようで、キュルケは花京院に目を向けた。 「あなた、お名前は?」 「花京院典明」 「カキョウイン? 変な名前ね。ふーん」 キュルケは品定めするように花京院を見つめる。 「まあいいわ。じゃあ、お先に失礼」 赤い髪をかきあげ、さっそうとキュルケは歩き去っていった。 キュルケがいなくなると、ルイズは小さな肩を震わせた。 短い付き合いでも花京院はルイズの状態がわかった。 怒っているのだ。 「くやしー! なによあの女! 自分が火竜山脈のサラマンダーを召喚したからって! ああもう! それなのに私はあんただし!」 「気にしなければいいじゃないか」 「そういう問題じゃないの! メイジの実力を見るには使い魔を見ろって言われてるぐらいなのよ! それなのに……ああもう!」 大げさにうなだれるルイズ。 それを呆れながら眺めて、ふと思い出した。 「ところで、『ゼロ』って君のあだなかい?」 ぴくん、とルイズの肩が上がった。 怒りと不安がないまぜになったような表情を浮かべている。 「な、なんであんたがそれを?」 「さっき彼女が言ってたじゃないか」 「ああ、そうだったわね。ゼロはただのあだなよ」 「でも、どうして?」 「あんたが知らなくてもいいことよ」 急に突き放すような口調でルイズは言った。 頭は悪くは無さそうだったので、身長とか胸のことだろうな、と見当をつけた。 怒らせる必要もないので、その話題はそこで終わらせることにする。 「それより、今からどこへ行くんだ?」 「朝食を食べに行くのよ」 マントをなびかせながらルイズは歩き始めた。 To be continued→